のりこさん!おばあさんになっても、いや、ミイラになるまで番組をやり続けて下さい!
この言葉は、IBCラジオ「のりこの週刊おばさん白書」(H17年度日本民間放送連盟生ワイド部門最高賞の優秀賞受賞)に、以前寄せられたリスナーさんのお便りにあった文章です。この時はクスッと思わず笑ってしまいましたが、パーソナリティ冥利に尽きるうれしいメッセージです。
アナウンサーになってからおよそ30年(早っ)
岩手放送の新人アナ時代から、TVもラジオも生放送を担当させていただくことが多く、フリーになってからもラジオの場合は、AM・FM局問わず、数多くの番組を担当させていただいてまいりました。更にここ10年くらいは、企画・構成・取材をこなすアナプロ番組や、自分の名前が冠につく生ワイド番組なども担当させていただき、仕事に恵まれているこれまでを心から感謝しています。
録音番組も長い期間担当させていただいており、放送回数2500回が目前の番組もあります。
番組によって求められる雰囲気は多少違いますが、いつも心がけていることは、自分の位置で語る生活感です。また、1枚のお便りの後ろには、同じように考える200人の視聴者がいるということを肝に銘じなければと思っています。
仕事を通して学んだことはたくさんありますが、なかでも、「美しい日本語や正しい日本語でなくても人は励まされ、癒される」ことを、ラジオで読ませていただくたくさんのリスナーのお便りから教えていただきました。「TWO-Mライブ」や「のりこの一人語りライブ」の活動が生み出された理由のひとつでもあります。今後も一つ一つの番組の1回1回を大切に精進してまいりたいと思います。
田舎生まれで田舎生活のおばさんですので、方言も会話に出てくることもあります。
また、主婦暦もかれこれ四半世紀・・台所に立つ主婦感覚もすっかり身についてしまいました。
一方で、最近は、局アナ志望の学生たちに指導する機会を得たことで(=IBCアナウンス学院局アナ受験特別研修講座担当。ちなみに2年連続で難関の局アナに合格者を出しました)、初心を忘れてはいけないことを再確認させてもらっています。